オミリアと説教」カテゴリーアーカイブ

【クララ】年間第29金曜日 オミリア 2020.10.23.

第一朗読:エフェソ4・1-6/福音朗読:ルカ12・54-59

【第一朗読】 [皆さん、]主に結ばれて囚人(しゅうじん)となっているわたしはあなたがたに勧(すす)めます。神から招(まね)かれたのですから、その招きにふさわしく歩み、一切高ぶることなく、柔和(にゅうわ)で、寛容(かんよう)の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐(にんたい)し、平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努めなさい。体は一つ、霊は一つです。それは、あなたがたが、一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じです。主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、イエスは群衆に言われた。]「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。実際そのとおりになる。また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。事実そうなる。偽善者よ、このように空や地の模様(もよう)を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。あなたがたは、何が正しいかを、どうして自分で判断しないのか。あなたを訴(うった)える人と一緒に役人のところに行くときには、途中でその人と仲直りするように努めなさい。さもないと、その人はあなたを裁判官のもとに連れて行き、裁判官は看守(かんしゅ)に引き渡し、看守は牢(ろう)に投げ込む。言っておくが、最後の一レプトンを返すまで、決してそこから出ることはできない。」

【本田哲郎訳】*典礼での朗読には使用することはできません。 「今」が見直しのチャンス《「時」を見分け、抑圧(よくあつ)からの解放(正義)を実践(じっせん)せよ》 イエスはまた民衆にも言った。「あなたたちは、西の空に雲が出るのを見れば、『ひと雨くるぞ』とすぐに言えるし、また、南風が吹くのを見れば、『あつくなる』と言い、そのとおりになる。偽善者(ぎぜんしゃ)よ、あなたたちは地と空のもようを見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか」。「なぜ、あなたたちは解放を求める訴(うった)えを、すすんで取り上げないのか。あなたを訴える人といっしょに役人のところに行くはめになったときには、途中でその人のこだわりを取りのぞくよう、手を尽(つ)くしなさい。さもないと、役人はあなたを裁判官の前に引きたて、裁判官は看守(かんしゅ)に引きわたし、看守は懲役牢(ちょうえきろう)に放りこむ。言っておくが、最後の一円を返すまで、そこから出ることはできない」。

【オミリア】7分44秒

*み言葉を自分で読み、黙想し、味わう自己訓練をしてみませんか。Lectio Divina(レクティオ・ディヴィナ=霊的読書)の方法を参考にしてみ言葉の味わい方を紹介します。 ***参考 レナト・フィリピーニ「聖なる読書によってみことばを祈る」教友社 シリーズ参照***

まずは、み言葉を味わうために、20分ほど時間をとってみましょう。

祈りへの招き  始める前に、まずわたしたちがいまここに「いる」ということを意識しましょう。いすに座っている体を感じましょう。呼吸を整え、心臓の鼓動に耳を傾けましょう。これからわたしたちが体験していくことは、『祈り』です。祈りとは、神との対話であり、わたしたちに語りかけておられる神のみことばに耳を傾けることです。

聖霊の助けを求める祈り  ゆっくり唱えます。

聖霊来てください。あなたの光の輝きで、わたしたちを照らしてください。貧しい人の父、心の光、証しの力を注ぐ方。優しい心の友、さわやかな憩い、ゆるぐことのないよりどころ。苦しむ時の励まし、暑さの安らい、うれいの時の慰め。恵み溢れる光、信じる者の心を満たす光よ。

あなたの助けがなければ、すべてははかなく消えてゆき、だれも清く生きてはゆけない、汚れたものを清め、すさみをうるおし、受けた痛手をいやす方。固い心を和らげ、冷たさを温め、乱れた心を正す方。あなたのことばを信じてより頼む者に、尊い力を授ける方。あなたはわたしの支え、恵みの力で、救いの道を歩み続け、終わりなく喜ぶことができますように。アーメン。

みことばを朗読しましょう  本日の聖書箇所をゆっくりと声を出して読みましょう。(聞きましょう)

みことばに耳を傾けましょう  みことばは、一度目を通すだけでなく、何回も繰り返し読みましょう。さらに参考となる箇所も読みましょう。みことばは互いに説明し合っていますから。「聖書による聖書の解釈」、これが聖書奉読についての揺るぎない基準です。

——— しばらく沈黙しましょう ———

みことばを味わいましょう   みことばは、いつも完全に、またすぐに、理解できるとは限りません。みことばはしばしば、自分にはほとんどわからない、もしくは全くわからないと認めるだけの、謙虚さを身につけたいものです。たとえ、今わからないことであっても、ずっと後になってわかることがあります。今、何かがわかったら、それを心の中でしっかりと噛みしめて味わいましょう。そうした後で、それを自分自身に、それぞれのおかれている状態に当てはめてみましょう。

——— しばらく沈黙しましょう ———

みことばを生きましょう   みことばを通して、あなたに語りかけている神の招きに応えましょう。友が友に語るように、神と語り合いましょう。みことばに表されているイエスの顔を仰ぎみましょう。その顔を見つめ、憧れ、とらえられましょう。あなたに贈られたみことばのゆえに神に感謝しましょう。みことばを読む中で、あなたが目にし、耳にし、味わったことを大切にしましょう。それらをあなたの心、あなたの記憶に留めていきましょう。それから、人々のところに行って、友達になり、あなたが受けたその平和、その祝福を分かち合いましょう。

——— しばらく沈黙してから、「結び」に移りましょう ———

結び   「主の祈り」あるいは別の祈り、または賛美歌

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【クララ】年間第29火曜日 福音朗読 2020.10.20.

小郡カトリック教会 聖フランシスコ・ザビエル像 2020.10.20.

第一朗読:エフェソ2・12-22/福音朗読:ルカ12・35-38

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、イエスは弟子たちに言われた。]「腰に帯を締(し)め、ともし火をともしていなさい。主人が婚宴(こんえん)から帰って来て戸をたたくとき、すぐに開けようと待っている人のようにしていなさい。主人が帰って来たとき、目を覚ましているのを見られる僕(しもべ)たちは幸いだ。はっきり言っておくが、主人は帯を締めて、この僕(しもべ)たちを食事の席に着かせ、そばに来て給仕してくれる。主人が真夜中に帰っても、夜明けに帰っても、目を覚ましているのを見られる僕(しもべ)たちは幸いだ。」

*み言葉を自分で読み、黙想し、味わう自己訓練をしてみませんか。Lectio Divina(レクティオ・ディヴィナ=霊的読書)の方法を参考にしてみ言葉の味わい方を紹介します。 ***参考 レナト・フィリピーニ「聖なる読書によってみことばを祈る」教友社 シリーズ参照***

まずは、み言葉を味わうために、20分ほど時間をとってみましょう。

祈りへの招き  始める前に、まずわたしたちがいまここに「いる」ということを意識しましょう。いすに座っている体を感じましょう。呼吸を整え、心臓の鼓動に耳を傾けましょう。これからわたしたちが体験していくことは、『祈り』です。祈りとは、神との対話であり、わたしたちに語りかけておられる神のみことばに耳を傾けることです。

聖霊の助けを求める祈り  ゆっくり唱えます。

聖霊来てください。あなたの光の輝きで、わたしたちを照らしてください。貧しい人の父、心の光、証しの力を注ぐ方。優しい心の友、さわやかな憩い、ゆるぐことのないよりどころ。苦しむ時の励まし、暑さの安らい、うれいの時の慰め。恵み溢れる光、信じる者の心を満たす光よ。

あなたの助けがなければ、すべてははかなく消えてゆき、だれも清く生きてはゆけない、汚れたものを清め、すさみをうるおし、受けた痛手をいやす方。固い心を和らげ、冷たさを温め、乱れた心を正す方。あなたのことばを信じてより頼む者に、尊い力を授ける方。あなたはわたしの支え、恵みの力で、救いの道を歩み続け、終わりなく喜ぶことができますように。アーメン。

みことばを朗読しましょう  本日の聖書箇所をゆっくりと声を出して読みましょう。(聞きましょう)

みことばに耳を傾けましょう  みことばは、一度目を通すだけでなく、何回も繰り返し読みましょう。さらに参考となる箇所も読みましょう。みことばは互いに説明し合っていますから。「聖書による聖書の解釈」、これが聖書奉読についての揺るぎない基準です。

——— しばらく沈黙しましょう ———

みことばを味わいましょう   みことばは、いつも完全に、またすぐに、理解できるとは限りません。みことばはしばしば、自分にはほとんどわからない、もしくは全くわからないと認めるだけの、謙虚さを身につけたいものです。たとえ、今わからないことであっても、ずっと後になってわかることがあります。今、何かがわかったら、それを心の中でしっかりと噛みしめて味わいましょう。そうした後で、それを自分自身に、それぞれのおかれている状態に当てはめてみましょう。

——— しばらく沈黙しましょう ———

みことばを生きましょう   みことばを通して、あなたに語りかけている神の招きに応えましょう。友が友に語るように、神と語り合いましょう。みことばに表されているイエスの顔を仰ぎみましょう。その顔を見つめ、憧れ、とらえられましょう。あなたに贈られたみことばのゆえに神に感謝しましょう。みことばを読む中で、あなたが目にし、耳にし、味わったことを大切にしましょう。それらをあなたの心、あなたの記憶に留めていきましょう。それから、人々のところに行って、友達になり、あなたが受けたその平和、その祝福を分かち合いましょう。

——— しばらく沈黙してから、「結び」に移りましょう ———

結び   「主の祈り」あるいは別の祈り、または賛美歌

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【小郡】「世界宣教の日」年間第29主日 説教 2020.10.18.

小郡教会の公開ミサ。48人の皆さんと年間第29主日のミサを11時から行いました。

第一朗読:イザヤ45・1、4-6/第二朗読:1テサロニケ1・1-5b/福音朗読:マタイ22・15-21

【第一朗読】 主が油注がれた人キュロスについて 主はこう言われる。わたしは彼の右の手を固く取り 国々を彼に従わせ、王たちの武装を解かせる。扉は彼の前に開かれ どの城門も閉ざされることはない。わたしの僕(しもべ)ヤコブのために わたしの選んだイスラエルのために わたしはあなたの名を呼び、称号を与えたが あなたは知らなかった。わたしが主、ほかにはいない。わたしをおいて神はない。わたしはあなたに力を与えたが あなたは知らなかった。日の昇るところから日の沈むところまで 人々は知るようになる わたしのほかは、むなしいものだ、と。わたしが主、ほかにはいない。

【第二朗読】 パウロ、シルワノ、テモテから、父である神と主イエス・キリストとに結ばれているテサロニケの教会へ。恵みと平和が、あなたがたにあるように。わたしたちは、祈りの度(たび)に、あなたがたのことを思い起こして、あなたがた一同のことをいつも神に感謝しています。あなたがたが信仰によって働き、愛のために労苦(ろうく)し、また、わたしたちの主イエス・キリストに対する、希望を持って忍耐していることを、わたしたちは絶えず父である神の御前(みまえ)で心に留(と)めているのです。神に愛されている兄弟たち、あなたがたが神から選ばれたことを、わたしたちは知っています。わたしたちの福音があなたがたに伝えられたのは、ただ言葉だけによらず、力と、聖霊と、強い確信とによったからです。

【福音朗読】 本日から助祭が福音朗読をします。録音はありません。

【福音】 [そのとき、]ファリサイ派の人々は出て行って、どのようにしてイエスの言葉じりをとらえて、罠(わな)にかけようかと相談した。そして、その弟子たちをヘロデ派の人々と一緒にイエスのところに遣(つか)わして尋ねさせた。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、真理に基づいて神の道を教え、だれをもはばからない方であることを知っています。人々を分け隔(へだ)てなさらないからです。ところで、どうお思いでしょうか、お教えください。皇帝に税金を納めるのは、律法に適(かな)っているでしょうか、適っていないでしょうか。」イエスは彼らの悪意に気づいて言われた。「偽善者たち、なぜ、わたしを試そうとするのか。税金に納めるお金を見せなさい。」彼らがデナリオン銀貨を持って来ると、イエスは、「これは、だれの肖像(しょうぞう)と銘(めい)か」と言われた。彼らは、「皇帝のものです」と言った。すると、イエスは言われた。「では、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」

【本田哲郎訳】*典礼での朗読には使用することはできません。 《神のものは神に返せ——貧しい人たちの生活を奪うな》 このとき、ファリサイ派の人たちはそこを立ち去り、会議をひらいて、どう、事実をおさえてイエスをわなにはめるか、相談した。そして、自分らの弟子たちをヘロデ派の人たちといっしょに、イエスのもとにつかわして言わせた。「導師(どうし)、わたしどもは、あなたが真実な方で、真理にもとづいて神の道をときあかしておられ、だれをもはばからない方であると知っております。あなたは人を分けへだてなさいません。ところで、あなたはどう思われますか、おっしゃってください。皇帝に人頭税をおさめることは、律法に適っていますか、いませんか」。イエスはかれらの悪意を知って、言った。「偽善者たち、なぜ、わたしを試すのか。人頭税のコインを見せなさい」。かれらは五千円銀貨を差し出した。イエスはかれらに、「この肖像(しょうぞう)と銘(めい)は、だれのか」と言うと、かれらは、「皇帝のです」と言った。そこで、イエスはかれらに、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と言った。これを聞いてかれらは感銘(かんめい)を受け、イエスをそこにのこして、行ってしまった。

【説教】15分32秒

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【鳥栖】「世界宣教の日」年間第29主日 説教 2020.10.18.

ロンダニー二のピエタ ミケランジェロ (ミラノ)

第一朗読:イザヤ45・1、4-6/第二朗読:1テサロニケ1・1-5b/福音朗読:マタイ22・15-21

【第一朗読】 主が油注がれた人キュロスについて 主はこう言われる。わたしは彼の右の手を固く取り 国々を彼に従わせ、王たちの武装を解かせる。扉は彼の前に開かれ どの城門も閉ざされることはない。わたしの僕(しもべ)ヤコブのために わたしの選んだイスラエルのために わたしはあなたの名を呼び、称号を与えたが あなたは知らなかった。わたしが主、ほかにはいない。わたしをおいて神はない。わたしはあなたに力を与えたが あなたは知らなかった。日の昇るところから日の沈むところまで 人々は知るようになる わたしのほかは、むなしいものだ、と。わたしが主、ほかにはいない。

【第二朗読】 パウロ、シルワノ、テモテから、父である神と主イエス・キリストとに結ばれているテサロニケの教会へ。恵みと平和が、あなたがたにあるように。わたしたちは、祈りの度(たび)に、あなたがたのことを思い起こして、あなたがた一同のことをいつも神に感謝しています。あなたがたが信仰によって働き、愛のために労苦(ろうく)し、また、わたしたちの主イエス・キリストに対する、希望を持って忍耐していることを、わたしたちは絶えず父である神の御前(みまえ)で心に留(と)めているのです。神に愛されている兄弟たち、あなたがたが神から選ばれたことを、わたしたちは知っています。わたしたちの福音があなたがたに伝えられたのは、ただ言葉だけによらず、力と、聖霊と、強い確信とによったからです。

【福音朗読】 本日から助祭が福音朗読をします。録音はありません。

【福音】 [そのとき、]ファリサイ派の人々は出て行って、どのようにしてイエスの言葉じりをとらえて、罠(わな)にかけようかと相談した。そして、その弟子たちをヘロデ派の人々と一緒にイエスのところに遣(つか)わして尋ねさせた。「先生、わたしたちは、あなたが真実な方で、真理に基づいて神の道を教え、だれをもはばからない方であることを知っています。人々を分け隔(へだ)てなさらないからです。ところで、どうお思いでしょうか、お教えください。皇帝に税金を納めるのは、律法に適(かな)っているでしょうか、適っていないでしょうか。」イエスは彼らの悪意に気づいて言われた。「偽善者たち、なぜ、わたしを試そうとするのか。税金に納めるお金を見せなさい。」彼らがデナリオン銀貨を持って来ると、イエスは、「これは、だれの肖像(しょうぞう)と銘(めい)か」と言われた。彼らは、「皇帝のものです」と言った。すると、イエスは言われた。「では、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」

【本田哲郎訳】*典礼での朗読には使用することはできません。 《神のものは神に返せ——貧しい人たちの生活を奪うな》 このとき、ファリサイ派の人たちはそこを立ち去り、会議をひらいて、どう、事実をおさえてイエスをわなにはめるか、相談した。そして、自分らの弟子たちをヘロデ派の人たちといっしょに、イエスのもとにつかわして言わせた。「導師(どうし)、わたしどもは、あなたが真実な方で、真理にもとづいて神の道をときあかしておられ、だれをもはばからない方であると知っております。あなたは人を分けへだてなさいません。ところで、あなたはどう思われますか、おっしゃってください。皇帝に人頭税をおさめることは、律法に適っていますか、いませんか」。イエスはかれらの悪意を知って、言った。「偽善者たち、なぜ、わたしを試すのか。人頭税のコインを見せなさい」。かれらは五千円銀貨を差し出した。イエスはかれらに、「この肖像(しょうぞう)と銘(めい)は、だれのか」と言うと、かれらは、「皇帝のです」と言った。そこで、イエスはかれらに、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と言った。これを聞いてかれらは感銘(かんめい)を受け、イエスをそこにのこして、行ってしまった。

【説教】10分01秒

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【クララ】年間第28金曜日 オミリア2020.10.16.

第一朗読:エフェソ1・11-14/福音朗読:ルカ12・1-7

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、]数えきれないほどの群衆が集まって来て、足を踏み合うほどになった。イエスは、まず弟子たちに話し始められた。「ファリサイ派の人々のパン種(だね)に注意しなさい。それは偽善(ぎぜん)である。覆(おお)われているもので現されないものはなく、隠(かく)されているもので知られずに済むものはない。だから、あなたがたが暗闇で言ったことはみな、明るみで聞かれ、奥の間で耳にささやいたことは、屋根の上で言い広められる。友人であるあなたがたに言っておく。体を殺しても、その後、それ以上何もできない者どもを恐れてはならない。だれを恐れるべきか、教えよう。それは、殺した後で、地獄に投げ込む権威を持っている方だ。そうだ。言っておくが、この方を恐れなさい。五羽の雀が二アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、神がお忘れになるようなことはない。それどころか、あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」

【オミリア】3分01秒

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【クララ】聖テレジア(イエスの)おとめ教会博士:年間第28木曜日 オミリア2020.10.15.

一五一五年、スペインのアビラに生まれる。カルメル会に入会して優れた完徳の道を歩み、多くの神秘体験を得た。同会の改革に着手し、多くの苦難を味わったが、不屈の精神でそれを克服した。自らの霊的体験にもとづく優れた教えを収めた書物を著した。一五八七年にアルバで死去。(『毎日の読書』より)

第一朗読:エフェソ1・1-10/福音朗読:ルカ11・47-54

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、イエスは言われた。]「あなたたちは不幸だ。自分の先祖が殺した預言者たちの墓を建てているからだ。こうして、あなたたちは先祖の仕業(しわざ)の証人となり、それに賛成している。先祖は殺し、あなたたちは墓を建てているからである。だから、神の知恵もこう言っている。『わたしは預言者や使徒たちを遣(つか)わすが、人々はその中のある者を殺し、ある者を迫害する。』こうして、天地創造の時から流されたすべての預言者の血について、今の時代の者たちが責任を問われることになる。それは、アベルの血から、祭壇と聖所(せいじょ)の間で殺されたゼカルヤの血にまで及ぶ。そうだ。言っておくが、今の時代の者たちはその責任を問われる。あなたたち律法の専門家は不幸だ。知識の鍵を取り上げ、自分が入らないばかりか、入ろうとする人々をも妨(さまた)げてきたからだ。」イエスがそこを出て行かれると、律法学者やファリサイ派の人々は激しい敵意を抱(いだ)き、いろいろの問題でイエスに質問を浴(あ)びせ始め、何か言葉じりをとらえようとねらっていた。

【オミリア】2分37秒

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【クララ】年間第28水曜日 オミリア2020.10.14.

ゲッセマネ

第一朗読:ガラテヤ5・18-25/福音朗読:ルカ11・42-46

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、イエスは言われた。]「あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。薄荷(はっか)や芸香(うんこう)やあらゆる野菜の十分の一は献げるが、正義の実行と神への愛はおろそかにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もおろそかにしてはならないが。あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。会堂では上席に着くこと、広場では挨拶(あいさつ)されることを好むからだ。あなたたちは不幸だ。人目につかない墓のようなものである。その上を歩く人は気づかない。」そこで、律法の専門家の一人が、「先生、そんなことをおっしゃれば、わたしたちをも侮辱(ぶじょく)することになります」と言った。イエスは言われた。「あなたたち律法の専門家も不幸だ。人には背負いきれない重荷を負わせながら、自分では指一本もその重荷に触れようとしないからだ。」

【本田哲郎訳】*典礼での朗読には使用することはできません。 《律法学者とファリサイ派の人たちへの六つの警告(けいこく)》 「あなたたちファリサイ派の人たちは、なげかわしいことだ。あなたがたは、はっかやヘンルーダ、あらゆる野菜の『十分の一奉納』はするが、痛みによる裁きと神を大切にするということはおろそかにしている。これこそ実行すべきことであり、その上で『十分の一奉納』もおろそかにしないことだ。あなたがたファリサイ派の人たちは、なげかわしいことだ。会堂では上席を好み、広場ではあいさつされることを好む。あなたがたは、なげかわしいことだ。あなたがたは、はた目には分からない墓のようだ。人々はその上を歩くが、それに気づかない」。すると、律法家の一人が、「導師よ、そういうことを言うのは、われわれを侮辱(ぶじょく)することだ」と言った。そこで、イエスはこう言った。「あなたがた律法家たちも、なげかわしいことだ。あなたがたは人々にせおいきれない重荷をおわせ、しかも自分たちは、その重荷に指一本ふれようとしない」。

【オミリア】1分13秒

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【小郡】年間第28主日 説教 2020.10.11.

《出来事》 一ノ宮佳邦  *本日の第一朗読参照

第一朗読:イザヤ25・6-10a/第二朗読:フィリピ4・12-14、19-20/福音朗読:マタイ22・1-14、または22・1-10

【第一朗読】 万軍(ばんぐん)の主はこの山で祝宴を開き すべての民に良い肉と古い酒を供(きょう)される。それは脂肪(しぼう)に富む良い肉とえり抜きの酒。主はこの山で すべての民の顔を包んでいた布と すべての国を覆(おお)っていた布を滅(ほろ)ぼし 死を永久に滅ぼしてくださる。主なる神は、すべての顔から涙をぬぐい 御自分の民の恥(はじ)を 地上からぬぐい去ってくださる。これは主が語られたことである。その日には、人は言う。見よ、この方こそわたしたちの神。わたしたちは待ち望んでいた。この方がわたしたちを救ってくださる。この方こそ私たちが待ち望んでいた主。その救いを祝って喜び踊ろう。主の御手(みて)はこの山の上にとどまる。

【答唱詩篇】23 主はわれらの牧者、わたしは乏(とぼ)しいことがない。//神はわたしを緑のまきばに伏(ふ)させ、いこいの水辺(みずべ)に伴(ともな)われる。神はわたしを生き返らせ、いつくしみによって 正しい道にみちびかれる。/あなたははむかう者の前で、わたしのために会食を整え、わたしの頭に油を注ぎ、わたしの杯を満たされる。/神の恵みといつくしみに 生涯伴われ、わたしはとこしえに 神の家に生きる。

【第二朗読】 [皆さん、わたしは、]貧しく暮(く)らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処(たいしょ)する秘訣(ひけつ)を授(さず)かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。それにしても、あなたがたは、よくわたしと苦しみを共にしてくれました。わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスによって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。わたしたちの父である神に、栄光が世々限りなくありますように、アーメン。

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちに]たとえを用いて語られた。「天の国は、ある王が王子のために婚宴(こんえん)を催(もよお)したのに似ている。王は家来(けらい)たちを送り、婚宴に招(まね)いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。『招いておいた人々にこう言いなさい。「食事の用意が整(ととの)いました。牛や肥えた家畜を屠(ほふ)って、すっかり用意ができています。さあ、婚宴においでください。」』しかし、人々はそれを無視し、一人は畑に、一人は商売に出かけ、また、他の人々は王の家来たちを捕まえて乱暴し、殺してしまった。そこで、王は怒(いか)り、軍隊を送って、この人殺しどもを滅(ほろ)ぼし、その町を焼き払った。そして、家来たちに言った。『婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしくなかった。だから、町の大通りに出て、見かけた者はだれでも婚宴に連れて来なさい。』そこで、家来たちは通りに出て行き、見かけた人は善人も悪人も皆集めて来たので、婚宴は客でいっぱいになった。」《「王が客を見ようと入って来ると、婚礼の礼服を着ていない者が一人いた。王は、『友よ、どうして礼服を着ないでここに入って来たのか』と言った。この者が黙っていると、王は側近(そっきん)の者たちに言った。『この男の手足を縛(しば)って、外の暗闇(くらやみ)にほうり出せ。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない。」》

【説教】19分04秒

ノーベル平和賞にWFP=世界食糧計画

WFPは、ローマに本部を置き、1961年に設立された食糧などの人道支援を目的に創設された国連の機関です。

WFPは去年、88の国と地域の1億人近くに対して、緊急物資の配布や栄養状態の改善のための取り組みを行いました。

ノーベル賞の選考委員会によりますと、紛争が続き食糧事情が困難なイエメンやコンゴ民主共和国、それにナイジェリアなどでは、ことし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も加わり、飢えに苦しむ人の数が急増しており、WFPは活動を強化しているということです。

国連は、世界で飢えに苦しむ人の人数を、2030年までにゼロにする目標を掲げていますが、現在もおよそ7億人は食べ物の確保が困難で、WFPは各国政府や民間団体が一丸となって取り組まなければ目標は達成できないと訴えています。

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【鳥栖】年間第28主日 説教 2020.10.11.

第一朗読:イザヤ25・6-10a/第二朗読:フィリピ4・12-14、19-20/福音朗読:マタイ22・1-14、または22・1-10

【第一朗読】 万軍(ばんぐん)の主はこの山で祝宴を開き すべての民に良い肉と古い酒を供(きょう)される。それは脂肪(しぼう)に富む良い肉とえり抜きの酒。主はこの山で すべての民の顔を包んでいた布と すべての国を覆(おお)っていた布を滅(ほろ)ぼし 死を永久に滅ぼしてくださる。主なる神は、すべての顔から涙をぬぐい 御自分の民の恥(はじ)を 地上からぬぐい去ってくださる。これは主が語られたことである。その日には、人は言う。見よ、この方こそわたしたちの神。わたしたちは待ち望んでいた。この方がわたしたちを救ってくださる。この方こそ私たちが待ち望んでいた主。その救いを祝って喜び踊ろう。主の御手(みて)はこの山の上にとどまる。

【答唱詩篇】23 主はわれらの牧者、わたしは乏(とぼ)しいことがない。//神はわたしを緑のまきばに伏(ふ)させ、いこいの水辺(みずべ)に伴(ともな)われる。神はわたしを生き返らせ、いつくしみによって 正しい道にみちびかれる。/あなたははむかう者の前で、わたしのために会食を整え、わたしの頭に油を注ぎ、わたしの杯を満たされる。/神の恵みといつくしみに 生涯伴われ、わたしはとこしえに 神の家に生きる。

【第二朗読】 [皆さん、わたしは、]貧しく暮(く)らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処(たいしょ)する秘訣(ひけつ)を授(さず)かっています。わたしを強めてくださる方のお陰で、わたしにはすべてが可能です。それにしても、あなたがたは、よくわたしと苦しみを共にしてくれました。わたしの神は、御自分の栄光の富に応じて、キリスト・イエスによって、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださいます。わたしたちの父である神に、栄光が世々限りなくありますように、アーメン。

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちに]たとえを用いて語られた。「天の国は、ある王が王子のために婚宴(こんえん)を催(もよお)したのに似ている。王は家来(けらい)たちを送り、婚宴に招(まね)いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。『招いておいた人々にこう言いなさい。「食事の用意が整(ととの)いました。牛や肥えた家畜を屠(ほふ)って、すっかり用意ができています。さあ、婚宴においでください。」』しかし、人々はそれを無視し、一人は畑に、一人は商売に出かけ、また、他の人々は王の家来たちを捕まえて乱暴し、殺してしまった。そこで、王は怒(いか)り、軍隊を送って、この人殺しどもを滅(ほろ)ぼし、その町を焼き払った。そして、家来たちに言った。『婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしくなかった。だから、町の大通りに出て、見かけた者はだれでも婚宴に連れて来なさい。』そこで、家来たちは通りに出て行き、見かけた人は善人も悪人も皆集めて来たので、婚宴は客でいっぱいになった。」《「王が客を見ようと入って来ると、婚礼の礼服を着ていない者が一人いた。王は、『友よ、どうして礼服を着ないでここに入って来たのか』と言った。この者が黙っていると、王は側近(そっきん)の者たちに言った。『この男の手足を縛(しば)って、外の暗闇(くらやみ)にほうり出せ。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない。」》

【説教】13分59秒

ノーベル平和賞にWFP=世界食糧計画

WFPは、ローマに本部を置き、1961年に設立された食糧などの人道支援を目的に創設された国連の機関です。

WFPは去年、88の国と地域の1億人近くに対して、緊急物資の配布や栄養状態の改善のための取り組みを行いました。

ノーベル賞の選考委員会によりますと、紛争が続き食糧事情が困難なイエメンやコンゴ民主共和国、それにナイジェリアなどでは、ことし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も加わり、飢えに苦しむ人の数が急増しており、WFPは活動を強化しているということです。

国連は、世界で飢えに苦しむ人の人数を、2030年までにゼロにする目標を掲げていますが、現在もおよそ7億人は食べ物の確保が困難で、WFPは各国政府や民間団体が一丸となって取り組まなければ目標は達成できないと訴えています。

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【クララ】年間第28火曜日 オミリア2020.10.13.

第一朗読:ガラテヤ5・1-6/福音朗読:ルカ11・37-41

【福音朗読】 音声

【福音】 [そのとき、イエスは話しておられたが、]ファリサイ派の人から食事の招待を受けたので、その家に入って食事の席に着かれた。ところがその人は、イエスが食事の前にまず身を清められなかったのを見て、不審に思った。主は言われた。「実に、あなたたちファリサイ派の人々は、杯や皿の外側はきれいにするが、自分の内側は強欲(ごうよく)と悪意に満ちている。愚かな者たち、外側を造られた神は、内側もお造りになったではないか。ただ、器(うつわ)の中にある物を人に施(ほどこ)せ。そうすれば、あなたたちにはすべてのものが清くなる。

【本田哲郎訳】*典礼での朗読には使用することはできません。 《「清めにこだわるな—痛みの共感から行動を起こせ》 イエスが話をしていると、一人のファリサイ派の人がイエスに、自分の家で食事をするようにたのんだ。それで、イエスはそこへ行って、食卓についた。ファリサイ派の人は、イエスが食事の前に水に身をひたさないのを見て、いぶかしく思った。それで、主はその人に言った。「いまどき、あなたがたファリサイ派の人たちは、コップや盆のうわべは清めるが、自分たちの内側は搾取(さくしゅ)と抑圧(よくあつ)にみちたままだ。感性のにぶい人たち、外側を造った方は内側も造ったのではないのか。あなたがたは、人の痛みを感じるままに、中身を差しだせばいいのだ。そうすれば、あなたがたにとってすべてが清いものとなる」。

【オミリア】1分32秒

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