月別アーカイブ: 2014年8月

桑山さんからのメッセージ

桑山紀彦さんの8月27日のブログから

皆様
各報道が伝えたように、一応無期限のガザ停戦が成立しました。
現地は、一応喜びに湧き、久しぶりに恐怖のない外出をみんなが楽しんでいるという様子がアーベッドから伝えられました。

皆様から寄せられた280万円に及ぶ緊急支援金は既に避難所の生活必需品物資として300世帯に配られました。
加えて、サナブリ校の修復作業も近日中に開始されます。9月13日の開校を目指しています。
おかげさまをもちまして、現地が「日本のみんなに支えられた」と口々に言ってくれるような協力関係が築けました。

これからJPFとNICCOとの共同作業で数百万円の緊急支援事業が始まります。既にお金はパレスチナ銀行に送ってあるのですが、ラファ支店が閉鎖されていたのでお金が引き出せませんでした。でもこの停戦でスムースに着金することと思います。

桑山と後藤明子事務局長は9月12日(日)より現地に入ります。するべき仕事は山のようにありますが、効率よく活動してきたいと思います。その中にはいよいよ新学期が始まるにあたって「心理社会的ケア」クラスの立て直しの仕事があります。
従来であればジオラマ、そして音楽ワークショップに入るはずでしたが、今回の空爆で新たなるトラウマ(心的外傷)が生じている可能性が高いので、まずは「語ること」そして、できれば「絵を描くこと」くらいまでは指揮できればと思っております。

また現地から報告しますね。

皆さん、50日間の空爆の間、本当に物心両面で支援してくださりありがとうございました。これから逐次現地のリアルタイムな報告を心がけていきたいと思っております。
ようやく国境線に近い我が「地球のステージ」の事務所やその付近の様子の全貌が見えてくることと思います。

これからも引き続きご支援ください。

桑山紀彦

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[小郡]年間第20主日の説教

エクレシア九州TVの動画Blog「こころのヒント!」で聴くことができます。

この日の福音朗読箇所[マタイ15・21〜28]

[そのとき、]イエスは、ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄って来て願った。「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」イエスは、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、「主よ、どうか助けてください」と言った。イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」そこで、イエスはお答えになった。「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。

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韓国の殉教者の列福式

今晩のミサ…19時半からだが、19時10分になっても誰もみえない。ひょっとして一人でミサ!? 始まる頃には15、6人が集まってほっとした。ミサに参加できない方とも心を合わせて祈った。

今日8月16日、ソウルで韓国の殉教者、パウロ・ユン・ジ・チュンと123人の殉教者の列福式がフランシスコ教皇司式の元おこなわれた。

小郡教会での夜のミサが終わってインターネット・バチカン放送でその様子を観た。

まず、その参加者の多さとミサの場所に驚いた。何万人だろうか。メインストリート、たぶんその長さは2、3kmはあるだろうか…。みんなが心を一つにして声を一つにして祈り、歌う。心を一つにして神の言葉を聴く。心を一つにして沈黙する。心を一つにして神を賛美し、心を一つにして、一つのイエスを迎える。1 2 2-1 3 4 56 7 8 9 10 11このミサで読まれた聖書の言葉はヨハネによる福音書17章11節〜20節。

《…真理によって、彼らを聖なる者としてください。あなたの御言葉は真理です。わたしを世にお遣わしになったように、わたしも彼らを世に遣わしました。(イエスの祈り:17節〜18節》

 

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主よ永遠の安息を…

明日15日は「聖母被昇天祭」。聖母マリアが天に上げられたことを祝うカトリック教会では大きな祭日。この時期、カトリック教会でも死者の安息を祈る。先祖、親族、そして戦争で命を奪われた方々の永遠の安息を祈る。毎年11月2日は死者の記念日。この日も亡くなった方々の安息を祈る。

 主よ 永遠の安息を彼らに与え、絶えざる光を彼らの上に照らし給え。彼らの安らかに憩わんことを。アーメン。

墓

父母の墓。母の命日は8月12日[カタリナ:2005年:96歳]。父の命日は12月18日[使徒ヨハネ:1999年:91歳]。

《十 わたしは裸で母の胎を出た 裸でそこに帰ろう 主は与え 主は奪う 主の御名はほめたたえられよ。》[ヨブ記1章21節]

聖堂と夕陽

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平和旬間:8月6日〜15日

日本のカトリック教会では1981年に時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世教皇が来日された後、8月6日の広島原爆記念日から終戦記念日の8月15日までを「日本カトリック平和旬間」として定め、戦争を見つめ、平和への決意を新たにする。

今年の平和旬間も終わろうとしている。明後日15日は終戦(敗戦)記念日でもある。第二次世界大戦が終わって69年。この間、日本は国として戦争はせず、そのため戦争で命を奪われたり負傷した人は一人もいない。戦死の悲しみを体験した人は一人もいない。

しかし、戦争傷跡は消すことができす、いつまでもその苦しみ、悲しみは残る。死ぬまで残り続ける。

この時期、メディアはかつての戦争の悲劇を伝える。

さきほどNHKスペシャル「狂気の戦場 ペリリュー〜”忘れられた島”の記録〜を観た。[再放送:8月19日(火)午前0時30分〜1時19分(19日深夜)]…悲惨な「現実」…このような「現実」「事実」が忘れ去られようとしている。体験していない者にとっては、元々忘れることもない。それだけに、今、戦争を体験された方々の声や歴史の「事実」に耳を傾けるときではないかと思う。昨日は母の命日であったが、2005年に96歳で逝った母に、もっと戦時中のことを聞いておけばよかったと今更思う…。

NHKスペシャル

「積極的平和?主義」や「防衛」という名(口実?)の元に戦争ができる準備が着々と進んでいる。戦争は望まなくても《一部の人》によって作られるもの。戦争は「起こる」ものではなくて「作られる」もの。憲法の解釈も「十分な討議」も「丁寧な説明」もされないまま簡単に変えられ、法律もどんどん改悪されている。「特別秘密保護法」も施行まで4か月だ。国産のステルス戦闘機も製造され、年明けには試験飛行が行われる。うまくいけば春には防衛省が導入する予定だという。アメリカから「無人機」も購入することが決まった。オスプレイを始め、すでに様々な「武器」も購入され配備される。長崎原爆記念日の総理の話しやその後の被爆者団体代表とのやり取りを聞いても…「国民に丁寧に説明する」といっても「見解の相違」だと言って、違った意見は切り捨てる。こんな感じでさまざまな「大切なこと」が決められていく。これで「民主主義」だと言えるのだろうか。先は見えている…。

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8月10日のアンジェルス

今日(2014.8.10.)の福音[マタイ14・22-33]

[人々がパンを食べて満腹した後、]イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に悩まされていた。夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」すると、ペトロが答えた。「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。舟の中にいた人たちは、「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。

以下、カトリック中央協議会ホームページより

2014.8.10. PF.「お告げの祈り」のことば _ページ_1 2014.8.10. PF.「お告げの祈り」のことば _ページ_2

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