月別アーカイブ: 2014年12月

バチカン放送から「聖家族」の祝日 2014.12.28.

12月30日のバチカン放送(日本語)の記事

聖家族の祝日:教皇「家族を愛することは人生を愛すること」 


教皇フランシスコは、28日、バチカンで行われた家族の集いに出席された。

カトリック教会の暦では、「主の降誕」から最初の日曜日に、イエス、マリア、ヨセフからなるナザレの「聖家族」を祝う。

この聖家族の日、パウロ6世ホールには、両親と大勢の子どもたちそして祖父母から構成される、たくさんの「大家族」が集った。このイベントは、教皇庁家庭評議会と、北イタリア・ブレーシャに10年前に発足した「イタリア大家族の会」の主催によって行われた。

にぎやかで喜びあふれるこの出会いで、教皇はにこやかに子どもたちを祝福され、大人たちを励まされた。

参加者に対し、教皇は「家族を愛される皆さんは、人生を愛しておられることがよくわかります」と語りかけ、「母性・父性は神の恵みですが、その恵みを受け入れ、その素晴らしさに目を開き、それを社会に輝かせるのは皆さんの課題です」と述べられた。

「皆さんのお子さんたち一人ひとりが、人類の歴史の中でかけがえのない、たった一つの存在です。一人ひとりが神様から望まれた存在であることを知る時、子どもというものがいかに偉大な奇跡であるかに驚かされます。子どもは人生を変えるのです」と、教皇は両親らに説くと共に、「皆さんは、一人ひとりが唯一の存在です。でも皆さんは一人ぼっちではありません。多くの兄弟に囲まれているのはよいことです」と子どもたちに話された。

また、祖父母たちの助けの重要性と、彼らが子どもたちに伝えるべき価値を教皇は強調。

「エゴイズムが横行する現代社会において、大きな家族は連帯と分かち合いの学び舎です。連体し、分かち合う行為は、社会全体に善をもたらすものです」と述べた教皇は、行政に対し、大家族により多くの関心と支援を願われた。

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

デジタル世界の市民になりましょう。

「世界広報の日」教皇メッセージ(2014.5.25.)より

《…大胆に、デジタル世界の市民となりましょう。教会は、コミュニケーションの世界に関心をもち、その中に存在していなければなりません。そうすることにより、現代の人々と対話し、その人々がキリストと出会うよう助けるのです。自分たち以外の人の側に立つ教会となり、すべての人の道に同伴できなければなりません。コミュニケーション媒体と情報技術における革新は、わくわくするような大きな課題を表しています。こうした課題に、新たな活力と想像力をもち、神のすばらしさを他者と分かち合うことを模索しながら、こたえていくことができますように。》

とはいえ、以下のことに気をつけるようにと…

《…コミュニケーションの世界はわたしたちの知識を増やすことも、わたしたちの忍耐を失わせてしまうこともできるのです。デジタル機器を通じてつながっていたいという欲求により、隣人たち、ごく身近な人たちから自分を孤立させてしまう結果も生じ得ます。どんな理由であれ、ソーシャル・メディアを利用できない人々が取り残されていくという危険があることを見過ごすべきではありません。…》

今後のよりよい使い方を考えています。

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

[小郡]「聖家族」のミサ説教(2014.12.28.)

エクレシア九州TVの動画Blog「こころのヒント!」で視聴することができます。

《共同祈願》より

・地上に生きる人々が、さまざまな困難や対立を乗り越えて、互いを大切にする心を強め、一つの家族のような交わりを築いていけますように。

・この一年、あなたからいただいたすべての恵みに感謝します。与えられたいのちの喜びを味わいながら、新年を迎えられますように。

  神よ、愛のきずなを強めてください。

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

ジュゼッペ(ヨゼフ)・ピタウ大司教帰天

2007年4月21日伊万里のトラピスチヌ修道院にて

2011年09月09日18時06分20秒.pdf000 2011年09月09日18時06分20秒.pdf001 2011年09月09日18時06分20秒.pdf002 2011年09月09日18時06分20秒.pdf003

2014.12.2.8.バチカン放送局の記事から

日本の上智大学およびローマの教皇庁立グレゴリアン大学の学長、バチカン教育省の局長を務めたイエズス会士、ジュゼッペ(ヨゼフ)・ピタウ大司教が、26日、86歳で帰天した。
 教皇フランシスコは、イエズス会のアドルフォ・ニコラス総長に宛てた弔文で、「福音のために模範的に司祭職を生きた」ピタウ大司教を思い起こされた。
 教皇は、特にピタウ大司教が日本において寛大に宣教師として使徒的奉仕をし、日本の地で亡くなったことを心に留めると共に、教皇庁教育省局長、また上智大学、グレゴリアン大学の学長として果たした任務、イエズス会における貢献について言及。ピタウ大司教の冥福を心から祈られた。
 ピタウ大司教は、1928年、イタリア・サルデーニャに生まれた。1945年、イエズス会入会。1952年、バルセロナ大学哲学科を卒業と共に、29歳で日本に派遣された。1959年、上智大学大学院神学研究科を修了。同年、司祭叙階。この後、渡米、ハーバード大学大学院政治学研究科修了。1963年より、上智大学法学部で教鞭をとり、理事長を経て、1975年~81年、学長を務めた。1981年2月、教皇ヨハネ・パウロ2世来日の際には、通訳・案内を行なった。
 1981年、当時のイエズス会総長ペドロ・アルペ神父の病状より、ヨハネ・パウロ2世は、パオロ・デッツァ神父をイエズス会における教皇の代理者、その補佐として、ピタウ神父を任命。このためにピタウ神父は、長年を過ごした日本を後にし、ローマに戻った。1983年、ピーター・ハンス・コールベンバック新総長が選出されると、ピタウ神父は総長顧問となった。1992 年~1998年、教皇庁立グレゴリアン大学学長。また、教皇庁科学アカデミーおよび社会科学アカデミー事務局長を務めた。1998年、教皇庁教育省局長に任命されると共に、大司教となった。
 2003年、教育省を定年引退。翌年、日本に戻ってからは、小教区で協力司祭として奉仕。2014年12月26日、東京のロヨラハウスで亡くなった。
 バチカンの広報局長でイエズス会士であるフェデリコ・ロンバルディ神父は、バチカン放送局のインタビューの中で、ピタウ大司教を「偉大な、宣教者、イエズス会士、教会の奉仕者」として振り返った。
 同神父は、特にピタウ師が若くして派遣された日本で、大きな宣教精神のもとに、現地の文化に溶け込み、日本社会と非常に前向きな関係を築き、学生闘争の難しい時代も上智大学の教授、学長として同大の権威ある運営に貢献したことを回顧した。
 また、上智大学に続き、ローマのグレゴリアン大学学長やバチカンの教育省局長を歴任するなど、ピタウ師の教育界における豊かな経験にも言及。
そして、ピタウ大司教が強く結ばれていた日本と日本人との絆を指摘しながら、その気さくで微笑を絶やさない人柄をもって、日本人だけでなく、出会うすべての人々との豊かな関係を築いた熱心な宣教者・使徒としてのピタウ師を思い起こした。

 

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

ライク ア ヴァージン Sr.クリスチーナが歌うと…

1980年代にマドンナが歌ってヒットした曲。シスター・クリスチーナが歌うと(←ここをクリックする)…。ヴェネチアの風景が素晴らしい。空撮ヘリで撮影した映像がとても奇麗です。

片柳弘史神父さまのTwitterから教えていただきました。

YouTubeでも観れます。画像はちょっと落ちますが…。

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

[小郡]ミサ時間、場所と司式司祭2014.12.27.〜1.11.

年末年始はミサの時間が変則になります。ご注意ください。なお、元旦の「神の母聖マリア」(世界平和祈願)は「守るべき祝日」になっています(午前0時か10時のミサどちらかにご参加ください)。一年の最初の日です。万難を排してご家族揃ってミサに参加しましょう。お待ちしています。1月2日(金)夜7時の初金信心ミサ、および3日(土)夜7時30分の主日前夜ミサはありません。

小郡ミサ場所と時間2014

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

教皇フランシスコ、降誕祭メッセージ(ローマと全世界へ)2014.12.25.

カトリック中央協議会による公式訳。メッセージはユーチューブ(YouTube)の画像で12分頃から。「ローマと全世界へ」の祝福はラジオ、テレビ、その他のメディア(インターネットなど)を通して全世界の人々に実際に与えられます。十字架の印をして祝福を受けましょう。祝福は画像で21分頃。

2014ウルビ・エト・オルビ_ページ_1 2014ウルビ・エト・オルビ_ページ_2

ここをクリックして読む(印刷する)ことができます。

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

教皇フランシスコの降誕祭ミサ説教(2014.12.24.)公式訳

24日、降誕祭(クリスマス)夜半のミサの説教の翻訳です。カトリック中央協議会のホームページより。

ユーチューブ(YouTube)画像では42分30秒頃から説教が始まり、51分30秒頃まで続きます。説教後、2分ほど沈黙の祈りがあり、その後の信仰宣言では「人となり、おとめマリアから生まれ」の言葉が管弦楽と共に独唱され[55分〜]、その間、キリストの誕生を黙想します。

2014.12.24.降誕祭夜半のミサ説教_ページ_1 2014.12.24.降誕祭夜半のミサ説教_ページ_2

 

ここをクリックして読む(印刷する)ことができます。

 

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

バチカン放送から 2014.12.25. ローマと全世界への教皇メッセージ

25日、「ローマと全世界へのメッセージ」を読むことができます。

2014祝福

バチカン放送局(日本語課)の記事

主の降誕大祝日2014:教皇のクリスマス・メッセージと祝福

 25日、主の降誕の大祝日を迎え、教皇フランシスコは、ローマと全世界に向けたクリスマス・メッセージと祝福「ウルビ・エト・オルビ」をおくられた。

降誕祭当日のローマは、雲の合間に青空がのぞく、穏やかな天候となった。バチカンの聖ペトロ広場では、南イタリア・カラブリアからもたらされたモミノキと、北イタリア・ベローナから贈られたプレゼピオ(イエスの降誕の場面を再現した馬小屋の模型)がクリスマスの喜びを訪れる人々に伝えていた。

前夜、主の降誕の荘厳ミサを捧げられた教皇は、この日正午、バチカンの聖ペトロ大聖堂の中央バルコニーからメッセージを読み上げ、広場と周辺にあふれる巡礼者たちと、世界のすべての人々に向け祝福をおくられた。

教皇のクリスマス・メッセージは以下のとおり。

********

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、主のご降誕おめでとうございます。

神の御子、世の救い主、イエスがわたしたちのためにお生まれになりました。ベツレヘムで一人のおとめから生まれた幼子は、こうして古くからの預言を完成しました。おとめの名はマリア、その浄配はヨセフといいました。

謙遜で、神の善良さへの希望に満ちあふれた彼らは、イエスを受け入れ、認めました。こうして、聖霊はベツレヘムの羊飼いたちをも照らしました。羊飼いたちは洞窟に駆けつけ、幼子を礼拝したのです。さらに聖霊は二人のつつましい老人、シメオンとアンナをも導きました。彼らはエルサレムの神殿でイエスをメシアとして認めました。「わたしはこの目であなたの救いを見ました」とシメオンは神をたたえて言いました。「これは神が万民のために整えてくださった救いです」(ルカ2,30)。

兄弟たちよ、そうです、イエスは一人ひとりの、そして万民の救いです!

世の救い主であるイエスに、イラクとシリアの兄弟姉妹たちを見つめてくださるよう願います。彼らは、他の民族や宗教の共同体と共に、あまりに長い紛争の結果に苦しみ、激しい迫害を受けています。同地域と全世界の多くの避難者や、難民、子どもたち、大人、お年寄りに、クリスマスが希望をもたらしますように。今、試練にある人々が、冬の厳しさに生き残り、祖国に戻って尊厳ある生活をおくるための、必要な人道支援を受けることができるよう、無関心を思いやりに、拒絶を受け入れに変えてくれますように。

主が人々の心を信頼に向けて開き、中東全体にその平和を与えてくださいますように。そして、主ご自身がお生まれになった祝福された土地で、イスラエルとパレスチナ間の対話に有効な取り組みを行なう人々を支えてくださいますように。

世の救い主、イエスよ、ウクライナで苦しむ人々をご覧ください。彼らが愛する地において、緊張を乗り越え、憎しみと暴力に打ち勝ち、兄弟愛と和解の新しい道を歩み始めることができますように。

救い主キリストよ、ナイジェリアに平和をお与えください。そこでは流血の暴力が続き、多くの人が愛する家族から引き離され、捕虜にされたり、殺害されたりしています。

アフリカの他の国々のためにも平和を祈ります。特にリビア、南スーダン、南アフリカ共和国、そしてコンゴ民主主義共和国のいくつかの地方のことを思います。政治的責任を負う人々に、対話を通して対立を克服し、兄弟愛に基づく恒久的共存を築くよう、呼びかけたいと思います。

イエスよ、暴力の犠牲になり、商品のように扱われ、人身売買され、あるいは無理やり兵士にされる、あまりに多くの子どもたちを救ってください。多くの子どもたちが搾取されています。先週、パキスタンで殺害された子どもたちの家族に慰めを与えてください。

リベリア、シェラレオーネ、ギニアにおける、エボラ熱の犠牲者たちをはじめ、病気に苦しむ人たちのそばにいてください。勇気をもって患者の世話に当たる人々と、患者の家族たちに、支援と必要な治療を保証されるよう心から願います。

幼きイエスよ、わたしの思いは、殺害され、虐待される子どもたち、また、この世に生まれる前から、両親の寛大な愛を受けられず、命を愛さない文化のエゴイズムによって闇に葬られた子どもたちに向かいます。そして、戦争や迫害によって避難民となり、わたしたちの目の前で、わたしたちの沈黙のために、搾取されている子どもたちを思います。神の御子のお生まれになった地でさえも、子どもたちは爆撃のために殺害されています。今日もなお、幼子たちの無力な沈黙の叫びが、多くのヘロデの剣の下で響いています。子どもたちの流された血の上に、今日のヘロデたちの影が陣取っているのです。この降誕祭には多くの涙があり、それは幼子イエスの涙と重なります。

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、今日、聖霊がわたしたちの心を照らしますように。そして、ベツレヘムでおとめマリアから生まれた幼子イエスを、神からわたしたち一人ひとりに、そして地上のすべての人、すべての民に与えられた救いとして認めることができますように。

解放と奉仕であるキリストの力が、戦争や、迫害、隷属に苦しむ多くの人々の心に届きますように。キリストの神なる力が、その柔和さと共に、世俗と無関心、特にグローバル化した無関心に埋もれた多くの人々の頑な心を取り除いてくれますように。イエスの贖いの力が、武器を犂(すき)に、破壊を創造に、憎しみを愛と優しさに変えてくれますように。

こうしてわたしたちは「この目であなたの救いを見ました」と言えるでしょう。

このような思いと共に、皆さんに主のご降誕のお喜びを申し上げます。

Facebook にシェア
[`evernote` not found]