月別アーカイブ: 2019年3月

[小郡][鳥栖]ミサ時間と場所(2019.3.30.〜2019.4.14.)

★4月7日(日)から6月一杯までミサ時間が以下のように変わります。

★鳥栖教会8時30分〜(*4月の子どもとともにささげるミサはなし)

★小郡教会11時〜

3月30日(土)19時30分からの小郡教会でのミサ、31日(日)8時30分[小郡]、11時[鳥栖]のミサ司式は竹内英次神父(二日市教会)がします。主任司祭は二日市教会の四旬節黙想会のため不在です。二日市教会の主日のミサ、30日(土)20時(バンド伴奏ミサ)と31日(日)11時ミサ司式は山元眞神父です。

主日のミサは生活の力になります。月に一度でも参加できるようにスケジュールを調整してください。み言葉とご聖体の食卓に神が呼んでくださってます。

平日のミサは通常、火曜日から金曜日まで聖クララ修道院で6時30分からしています。ゆっくり静かに捧げられるミサです。自由に参加できます。ミサが無い場合も時としてあります。毎週のお知らせを参照してください。

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[クララ]答えは一つ[2019.3.29.オミリア]

《四旬節第3金曜日》聖クララ会修道院聖堂で6時30分から行われたミサのオミリア[6分]を聴くことができます。

当日の聖書朗読箇所をぜひお読みになってください。あなたへのメッセージに気づかれると思います。少しずつ慣れて来られると「み言葉」があなたの中で生きていることを感じられるでしょう

[クララ]ここをクリックして聴くことができます。

【福音】[そのとき、一人の律法学者が進み出て、イエスに尋ねた。]「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」律法学者はイエスに言った。「先生、おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』とおっしゃったのは、本当です。そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。(マルコ福音書12章)

***ミサで読まれる聖書の言葉は「イエスのカリタス修道女会」のホームページを参照してください。主日のミサに参加される方はぜひ「聖書と典礼」を持ち帰り、もう一度読み返すと、自分に響く言葉に触れることができるでしょう。聖書をお持ちであれば、ご自分の聖書を開いて読むことをお勧めします。さらにできれば、新共同訳だけでなく、他の訳(本田哲郎訳、山浦玄嗣訳など)を参照すると内容がより深まると思います***

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[クララ]頑なで聞かない[2019.3.28.オミリア]

《四旬節第3木曜日》聖クララ会修道院聖堂で6時30分から行われたミサのオミリア[4分]を聴くことができます。

当日の聖書朗読箇所をぜひお読みになってください。あなたへのメッセージに気づかれると思います。少しずつ慣れて来られると「み言葉」があなたの中で生きていることを感じられるでしょう

[クララ]ここをクリックして聴くことができます。

【福音】[そのとき、]イエスは悪霊を追い出しておられたが、それは口を利(き)けなくする悪霊であった。悪霊が出て行くと、口の利けない人がものを言い始めたので、群衆は驚嘆(きょうたん)した。しかし、中には、「あの男は悪霊の頭ベルゼベルの力で悪霊を追い出している」と言う者や、イエスを試そうとして、天からのしるしを求める者がいた。しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。「内輪で争えば、どんな国でも荒れ果て、家は重なり合って倒れてしまう。あなたたちは、わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出していると言うけれども、サタンが内輪もめすれば、どうしてその国は成り立って行くだろうか。わたしがベルゼブルの力で悪霊を追い出すのなら、あなたたちの仲間は何の力で悪霊を追い出すのか。だから、彼ら自身があなたたちを裁く者となる。しかし、わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。強い人が武装して自分の屋敷を守っているときには、その持ち物は安全である。しかし、もっと強い者が襲って来てこの人に勝つと、頼みの武具をすべて奪い取り、分捕り品を分配する。わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めないものは散らしている。」(ルカ福音書11章)

***ミサで読まれる聖書の言葉は「イエスのカリタス修道女会」のホームページを参照してください。主日のミサに参加される方はぜひ「聖書と典礼」を持ち帰り、もう一度読み返すと、自分に響く言葉に触れることができるでしょう。聖書をお持ちであれば、ご自分の聖書を開いて読むことをお勧めします。さらにできれば、新共同訳だけでなく、他の訳(本田哲郎訳、山浦玄嗣訳など)を参照すると内容がより深まると思います***

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「わたしの」ではなく「わたしたちの」パンを祈り求める、教皇一般謁見

2019年3月27日バチカン放送日本語課の記事より。

「わたしの」ではなく「わたしたちの」パンを祈り求める、教皇一般謁見

教皇フランシスコは、バチカンで3月27日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

このところのローマは、一時、低気圧の影響を受けたものの、春らしい穏やかな天候が続いている。

3月27日、教皇フランシスコによる一般謁見は、バチカンの聖ペトロ広場で開催された。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は、「主の祈り」の中の、「わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください」という部分を考察された。

「わたしたちの日ごとの糧(パン)を今日もお与えください」というイエスの祈りは、物乞いにも似た切実さに満ち、それは、わたしたちが自足的な存在ではなく、毎日養われるべき存在であることを思い出させる、と教皇は話された。

聖書の中で、イエスと出会う人々は、何かを願うことで自分を実現する、と教皇は指摘。

イエスの心を動かすものは洗練された嘆願ではなく、むしろ、食べ物、癒し、清め、愛する人の回復など、人々の生活に密着した、具体的で日常的な願いや苦しみであり、イエスは人々のこれらの求めに無関心ではいられなかった、と語られた。

教皇は、イエスは毎日のパンを御父に願うことを教えると共に、生活の不安を日常的に抱える人々の声なき叫びに、わたしたちも一致するよう招いている、と述べられた。

キリスト者が祈りを通して願うものは、「わたしのパン」ではなく、「わたしたちのパン」であると、教皇は強調。

イエスは、日ごとの糧を自分のためだけでなく、世界の全兄弟たちのために求めるよう教えておられ、もしそのように祈らないならば、「主の祈り」はキリスト教の祈りではなくなってしまう、と語られた。

神がわたしたちの御父であるならば、わたしたちが互いに手を取り合うことなしに、神の御前に出ることができるだろうかと、教皇は問いながら、この祈りが含有する共感と連帯の態度を示された。

自分の空腹の中に、多くの人々の空腹を感じ、これらの人々の願いが神に聞き入れられるようにと祈る。イエスはこのように、「わたしたちは皆、あなたの子です。御父よ、わたしたちを憐れんでください!」と、すべての人々が必要とするものを神の前に願い出るよう、ご自身の共同体、ご自分の教会に教えられた、と教皇は話された。

教皇はまた、わたしたちが祈りの中で主に願う同じパンが、同時にわたしたちが神に叱られる原因にもなりうると述べ、人類全体に贈られたパンが、他の人々と分かち合われることなく、一部の人だけに食べられることは、神の愛にとっても、わたしたちの愛にとっても耐えがたいこと、と説かれた。

イエスが群衆に食べさせるために、一人の少年が差し出した「パン5つと魚2匹」を増やした奇跡(ヨハネ6章)を思い起こされた教皇は、この少年は「主の祈り」が教えることを理解し、食べ物を自分だけのものとせず、神の恵みと共に分かち合うことを知っていた、と話された。

教皇は、この時イエスが行った真の奇跡は、増やすことだけではなく、分かち合うことであったと述べた。

そして、イエスがこのパンを裂き与える奇跡を通して、ご自身そのものをパンとして捧げることを先取りしたように、イエスの聖体こそが、すべての人の限りない飢えと神を求める願望を満たすことができるものである、と話された。

27 3月 2019, 17:52
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[クララ]律法と預言者の教えを愛で完成する[2019.3.27.オミリア]

《四旬節第3水曜日》聖クララ会修道院聖堂で6時30分から行われたミサのオミリア[4分]を聴くことができます。

当日の聖書朗読箇所をぜひお読みになってください。あなたへのメッセージに気づかれると思います。少しずつ慣れて来られると「み言葉」があなたの中で生きていることを感じられるでしょう

[クララ]ここをクリックして聴くことができます。

【福音】[そのとき、イエスは弟子たちに言われた。]「わたしが来たのは律法や預言者を廃止(はいし)するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするように人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。」(マタイ福音書5章)

***ミサで読まれる聖書の言葉は「イエスのカリタス修道女会」のホームページを参照してください。主日のミサに参加される方はぜひ「聖書と典礼」を持ち帰り、もう一度読み返すと、自分に響く言葉に触れることができるでしょう。聖書をお持ちであれば、ご自分の聖書を開いて読むことをお勧めします。さらにできれば、新共同訳だけでなく、他の訳(本田哲郎訳、山浦玄嗣訳など)を参照すると内容がより深まると思います***

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教皇、ローマの市庁舎を訪問「受容と統合を目指す都市に」

2019年3月26日バチカン放送日本語課の記事より。

教皇、ローマの市庁舎を訪問「受容と統合を目指す都市に」

教皇フランシスコは、ローマの市庁舎を訪問、市長や地元行政関係者に挨拶をおくられた。

教皇フランシスコは、3月26日午前、ローマ市内のカンピドリオの丘にある、同市市庁舎を訪問された。

教皇フランシスコは、ローマ司教として同市の市庁舎を訪問した4人目の教皇となった。

これまで、1966年の聖パウロ6世の訪問を最初とし、1998年に聖ヨハネ・パウロ2世、2009年にベネディクト16世が、それぞれカンピドリオを訪れている。

この朝、ローマ市庁舎パラッツォ・セナトリオを訪れた教皇フランシスコは、ヴィルジニア・ラッジ、ローマ市長に迎えられた。

教皇は、市長の執務室で、ラッジ市長と個人会談を持たれた。

会談後、教皇は市長の案内を受けて、庁舎のバルコニーから、フォロ・ロマーノやコロッセオなどの遺跡群を眺められた。

続いて、ジュリオ・チェーザレ・ホールで、教皇と市議会関係者との出会いが行われた。

教皇は関係者への挨拶で、2015年12月8日から2016年11月20日まで記念された「いつくしみの特別聖年」をはじめ、多くの教会行事に際してのローマ市の日頃の協力に深い感謝を述べられた。

古代から現代に至る長い歴史の中で、ローマが常に世界の様々な地方、異なる社会・経済カテゴリーの人々を、そのアイデンティティーや正当な違いを尊重しながら受け入れてきたことを思い起こされた。

そして、イタリアの首都、カトリックの中心地としてのローマが持つ、地上の権力と霊的な力との絶えざる対話、それらの相互尊重の上に築かれた協力関係という、独自の性格を指摘された。

教皇は、ローマがその高き理想と偉大な歴史を維持し、今日の変遷する様相の中で、文明の灯台、受容の師であり続けるようにと願われた。

そして、カトリック教会は、この都市がその最も高貴な顔と、キリスト教的愛、市民的良心を保つことができるよう、ローマの市政者と市民に協力していくことを望んでいる、と述べられた。

ローマが、人々をつなぐ「橋」としての都市であるよう希望される教皇は、特に戦争や貧困を逃れ、尊厳ある生活を求める多くの移民たちに、腕を広げるようにと励まされた。

教皇は、ローマがこの歴史的挑戦の時において、受容と統合を目指しながら、緊張や諸問題を、出会いと成長のチャンスに変えていくことを期待された。

教皇は市庁舎の職員や、広場に集った市民らに挨拶をおくり、正午過ぎ、バチカンに戻られた。

26 3月 2019, 16:48
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[クララ][2019.3.26.オミリア]

《四旬節第3火曜日》聖クララ会修道院聖堂で6時30分から行われたミサのオミリア[10分]を聴くことができます。

当日の聖書朗読箇所をぜひお読みになってください。あなたへのメッセージに気づかれると思います。少しずつ慣れて来られると「み言葉」があなたの中で生きていることを感じられるでしょう

[クララ]ここをクリックして聴くことができます。

【福音】そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。そこで、天の国は次のようにたとえられる。ある王が、家来(けらい)たちに貸した金の決済(けっさい)をしようとした。決済し始めたところ、一万タラントン(一兆円)借金(しゃっきん)している家来が、王の前に連れて来られた。しかし、返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。家来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。その家来の主君は憐(あわ)れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。ところが、この家来は外に出て、自分に百デナリオン(五十万円)の借金をしている仲間に出会うと、捕まえて首を絞(し)め、『借金を返せ』と言った。仲間はひれ伏して、『どうか待ってくれ。返すから』としきりに頼んだ。しかし、承知(しょうち)せず、その仲間を引っぱって行き、借金を返すまでと牢(ろう)に入れた。仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、主君の前に出て事件を残らず告げた。そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。『不届(ふとど)きな家来だ。お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。』そして、主君は怒(おこ)って、借金をすっかり返済するまでと、家来を牢役人に引き渡した。あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」(マタイ福音書18章)

***ミサで読まれる聖書の言葉は「イエスのカリタス修道女会」のホームページを参照してください。主日のミサに参加される方はぜひ「聖書と典礼」を持ち帰り、もう一度読み返すと、自分に響く言葉に触れることができるでしょう。聖書をお持ちであれば、ご自分の聖書を開いて読むことをお勧めします。さらにできれば、新共同訳だけでなく、他の訳(本田哲郎訳、山浦玄嗣訳など)を参照すると内容がより深まると思います***

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教皇、ロレートを巡礼、サンタ・カーサでミサ

2019年3月25日バチカン放送日本語課の記事より。

教皇、ロレートを巡礼、サンタ・カーサでミサ

「神のお告げ」の祭日、教皇フランシスコはイタリアの聖母巡礼地、ロレートを訪問された。

カトリック教会の暦は、3月25日、「神のお告げ」を祝った。

この日、教皇はイタリア中部マルケ州ロレートの聖母巡礼聖堂を訪れた。

ロレートは、イタリアの数ある聖母巡礼地の中で、最も重要なものの一つ。

アドリア海を見下ろすロレートの丘の上にそびえる聖母巡礼聖堂は、その内部に、ナザレのマリアの家族が生活し、マリアが天使から神のお告げを受けたと伝承される家、「サンタ・カーサ(聖なる家)」を保管している。

ロレートに到着された教皇は、「神のお告げ」を祝うミサを、この「サンタ・カーサ」の古い3面の壁に囲まれた祭壇で捧げられた。

ローマ教皇がサンタ・カーサの祭壇でミサを捧げたのは、1857年ピオ9世以来、162年目となるが、歴代教皇たちのロレートの聖母への崇敬は篤く、これまで聖ヨハネ23世、聖ヨハネ・パウロ2世、ベネディクト16世ら、多くの教皇たちがこの巡礼聖堂を訪れ、サンタ・カーサで祈り、聖堂の内外でミサを捧げている。

教皇がサンタ・カーサでミサを捧げる間、巡礼聖堂の内部には病者やお年寄りたち、外の広場には若者を中心におよそ1万人の巡礼者らが集い、教皇と祈りを共にした。

教皇はミサの終わりに、昨年10月バチカンで開催された「若者と召命」をテーマとしたシノドスのまとめ・今後の司牧方針となる、「使徒的勧告」に署名された。

また、教皇は、黒い聖母子像で知られる「ロレートの聖母」に、金の薔薇を捧げられた。

次いで、教皇は聖堂内の病者や、広場の巡礼者に挨拶をおくられた。

司教らと昼食を共にされた教皇は、ロレートを後にされ、バチカンに戻られた。

25 3月 2019, 16:10

 

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ロレート訪問:教皇、若者テーマのシノドス後の「使徒的勧告」に署名

2019年3月25日バチカン放送日本語課の記事より。

ロレート訪問:教皇、若者テーマのシノドス後の「使徒的勧告」に署名

教皇フランシスコは、訪問先のイタリア・ロレートで、若者をテーマとした昨秋のシノドス後の司牧方針を示す「使徒的勧告」に署名された。

教皇フランシスコは、典礼暦で「神のお告げ」を祝った3月25日、イタリア中部ロレートの聖母巡礼聖堂を訪問された。

この訪問で、教皇は巡礼聖堂に保存される、ナザレのマリアの家族が暮らし、マリアがそこで受胎告知を受けたと伝えられる家「サンタ・カーサ」に入られ、その中で長い祈りの時を持たれた。

その後、教皇は「サンタ・カーサ」の祭壇で、ミサを司式された。

ミサの終わりに、教皇は、昨年10月バチカンで開催された

「若者、信仰そして召命の識別」をテーマとした「世界代表司教会議(シノドス)第15回通常総会」後の、まとめおよび指針となる、「使徒的勧告」に署名。同文書を聖母に託された。

この日、教皇が署名した使徒的勧告「クリストゥス・ヴィヴィト」は、原文をスペイン語とし、若者への書簡の形をとっているという。

教皇が「使徒的勧告」をバチカンの外で署名した前例としては、聖ヨハネ・パウロ2世がアフリカをテーマとしたシノドスを受け、1995年、アフリカ司牧訪問の際、使徒的勧告「エクレジア・イン・アフリカ」に署名したことがある。

ロレートの聖母巡礼聖堂は、聖ヨハネ・パウロ2世やベネディクト16世が、かつて若者たちとの集いを開催した場所であると同時に、巡礼やイベントを通して青少年と強く結ばれた場所でもある。

今回の若者をテーマとしたシノドスの歩みは、ローマから出発し、パナマでの「ワールドユースデー」を経て、ロレートの聖母の家へと続いた。

教皇の「使徒的勧告」は、後日、発表される。

25 3月 2019, 17:54
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教皇フランシスコ:モザンビーク、ジンバブエ、マラウイに援助金送る

2019年3月22日バチカン放送日本語課の記事より。

教皇フランシスコ:モザンビーク、ジンバブエ、マラウイに援助金送る

今世紀最大級のサイクロンに襲われたアフリカ南東部の諸国に,教皇フランシスコは具体的な助けとして,援助金を送られた。

国連当局者は、アフリカ南東部を襲撃したサイクロンで260万人以上が被災したと述べ、南半球で起きた気象災害としては過去最大級との見方を示した。

サイクロンは時速170キロメートルの速度でインド洋を進み、モザンビークを直撃。その後ジンバブエとマラウイを席巻した。現在でも、救助隊の被災地への到達は難航している。

支援団体の話では、被災地では建物が崩壊、村は洪水で浸水し、道路は寸断され、生存者は身動きがとれなくなっている。国際赤十字によると、モザンビーク中央部だけで少なくとも40万人が住宅を失った。

国際赤十字の救援責任者は「被害の規模は依然として不明だが、被災者と死者の数は増えると見込まれる」と述べている。

今回教皇の名で送られた援助金は、サイクロンのもっともひどい被害を受けたアフリカ南東部3国の人々への、教皇の心からの寄り添いを示すもので、引き続く援助の先駆けをなすもの。

すでに先日の水曜一般謁見でも教皇フランシスコは、災害に見舞われた国々の被災者たちに、霊的に身近にとどまる旨を表明されていた。

教皇フランシスコは手始めに、被災3か国にそれぞれの国に、5万ユーロづつ、計15万ユーロを送られた。さらにこれからも各国の教皇庁大使館を通じて教皇の援助は続けられる。

教皇は全カトリック教会、世界中の司教協議会、多くの慈善団体に、被災者たちの救済のための、さらなる協力を願われている。

22 3月 2019, 15:45
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