
小郡教会の公開ミサ。32人の皆さんと年間第24主日のミサを19時30分から行いました。
第一朗読:シラ27・30〜28・7)/第二朗読:ローマ14・7-9/福音:マタイ18・21-35
【第一朗読】憤(いきどお)りと怒り、これはひどく忌(い)まわしい。罪人にはこの両方が付きまとう。復讐(ふくしゅう)する者は、主から復讐を受ける。主はその罪を決して忘れることはない。隣人から受けた不正を赦(ゆる)せ。そうすれば、願い求めるとき、お前の罪は赦される。人が互いに怒りを抱(いだ)き合っていながら、どうして主からいやしを期待できようか。自分と同じ人間に憐れみをかけずにいて、どうして自分の罪の赦しを願いえようか。弱い人間にすぎない者が、憤りを抱き続けるならば、いったいだれが彼の罪を赦すことができようか。自分の最期(さいご)に心を致(いた)し、敵意を捨てよ。滅びゆく定めと死とを思い、掟を守れ。掟を忘れず、隣人に対して怒りを抱くな。いと高き方の契約を忘れず、他人のおちどには寛容(かんよう)であれ。
【福音朗読】 音声
【福音】 そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。そこで、天の国は次のようにたとえられる。ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとした。決済し始めたところ、一万タラントン借金している家来が、王の前に連れて来られた。しかし、返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。家来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。その家来の主君は憐れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。ところが、この家来は外に出て、自分に百デナリオンの借金をしている仲間に出会うと、捕まえて首を絞め、『借金を返せ』と言った。仲間はひれ伏して、『どうか待ってくれ。返すから』としきりに頼んだ。しかし、承知せず、その仲間を引っぱって行き、借金を返すまでと牢に入れた。仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、主君の前に出て事件を残らず告げた。そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。『不届きな家来だ。お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではなかったか。』そして、主君は怒って、借金をすっかり返済するまでと、家来を牢役人に引き渡した。あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わたしの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」
【本田哲郎訳】*典礼での朗読には使用することはできません。 《貧しい者どうし、立場の弱さを分かり合って、過ちはゆるしてやれ》 そのとき、ペトロがイエスのそばに来て、言った。「主よ、仲間がわたしに対して道をふみはずす場合、何回ゆるせばいいでしょうか。七回までですか」。イエスはペトロに言った。「七回までとわたしは言わない。七回の七十倍までだ。じつに、天の国は、しもべたちと決済をしようと決めた一人の王のようなものだ。決済がはじまると、一兆円の借りのある人がつれて来られた。その人は返さなかったので、主人はその人に、妻も子どもも、持っているすべてを売って返すよう命じた。すると、しもべはひれ伏して、『お怒りにならないでください。きっとぜんぶお返しします』とひたすら願った。しもべの主人ははらわたをつき動かされて、その人を放免し、借金をゆるしてやった。ところが、このしもべはそこを出て、しもべ仲間の一人で、自分に五十万円の借りのある者に出会うと、その人をつかまえ、『借りたものは返せ』としめあげた。しもべ仲間はひれ伏して、『怒らないでくれ。きっと返すから』としきりに頼んだ。しかし、かれは承知せず、借りを返すまえそのしもべ仲間を懲役牢に入れた。なりゆきを見ていた仲間のしもべたちはひどく心を痛め、主人のところに行って、ことの次第を告げた。主人はそのしもべを呼びつけて言った。『威圧的なしもべだ、わたしは、おまえが頼んだので、おまえの借りをゆるしてやった。わたしがおまえの苦しみを分かってやったように、おまえを仲間の苦しみを分かってやるべきではなかったのか』。そして、主人は怒って、借りをぜんぶ返すまで、そのしもべを牢番たちに引きわたした。もし、あなたたち一人ひとりが仲間を心からゆるさないなら、わたしの天の父も、あなたたちに対して同じようになさるのだ」。
【説教】13分54秒
今日のお説教は、見に染みました。
有り難く存じます。
また、ごミサに行こうと思います。
いつもオンラインにて拝聴させて頂いております。